理想的な毛細血管
毛細血管の理想的なかたちは、
まっすぐ伸びたヘアピン状の毛細血管が太くなく細くなく
均一に規則正しく並んでいる状態です。
毛細血管の先端部分に山なりの模様ができていますが、
真皮乳頭といい、新陳代謝が良好な方の特徴だと言えます。
毛細血管の状態が良いと?
正常な毛細血管を持つ方の血液はスムーズに流れています。
体調も良好な方が多く、生活習慣が正しい・年齢が若い・
長生きの家系のどれかであろうと推測できます。
一見正常に見えても・・・
医療機関で処方される循環器系のお薬を服用されている方の場合、
体調や顔色の悪さにもかかわらず、真っすぐな毛細血管が見られることがあります。
投影画像としては不十分なほど毛細血管が長いのが特徴です。
血管の変形・濁りの原因
毛細血管の変形の原因は赤血球の変形能や
血管の柔軟度が関係していると考えられている。
また、毛細血管周囲の細胞外液の濁りの原因は
前述の物質交換やリンパ機能と関係していると考えられている。
見直すべき要素を挙げていくと、
が主であると考えられます。
これらの改善次第で毛細血管は正常な状態に近づいていきます。
毛細血管の周りは、細胞内液や外液など体液で充たされています。例えると、水槽の中に浮かんでいるような状態です。
水が澄んでいると中までよく見えるように、
体液が澄んでいると毛細血管がよく見え、逆に濁っていると、
毛細血管の映りが悪くなると考えられます。